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夏山遭難事故に思う…

 
 
もう、2週間が経つが、北海道の大雪山系トムラウシ山と美瑛岳で、日本の夏山遭難事故としては、史上最悪となる死者数の遭難事故が7/16~17にかけて起きた。
 
 
 
 
 
 
 
東京の旅行会社が70歳以下で登山経験者限定で募った大雪山系を旭岳(2291m)からトムラウシ山(2141m)まで2泊3日で縦走するツアーに参加した熟年登山者ばかり9名だ。同じ日、すぐ近くの美瑛岳でも1人が遭難死した。大雪山系夏山遭難事故とでも言おうか。
 
 
 
 
 
 
 
 
僕も、学生時代、はるばる層雲峡温泉や旭岳温泉まで行き、そこからトムラウシ山には登っていないが、他の大雪山系の山々を登った経験があるから、すごく驚いた。ショックが大きくて、なかなか日記に書けなかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
Mt_tomuraushi_2s_
 
 
 
 
 
 
 
 
トムラウシ山というのは、「日本の百名山」の一つで、北海道中央部の大雪山系の一つ。標高2141m。珍しい高山植物が咲き、山頂付近のお花畑がきれいで、人気が高い。 トムラウシとはアイヌ語で「花の多いところ」を意味するらしい。
 
 
 
 
 
 
 
 
大雪山系の山は2000m級だけれど、よく本州の3000m級に匹敵すると言われる。飛騨山脈北部の北アルプスの秀峰、白馬岳は日本有数の高山植物によるお花畑が素晴らしいけど、ほぼ3000m(2932m)だ。それと同様、大雪山系の山々も日本最大の広さのお花畑の綺麗さで人気が高い。素晴らしい大自然の眺望…、それと、素晴らしい温泉、秘湯が豊富でたまらない。晴れていれば、夜、満天の星のおびただしい数々。 こんなにも星ってあったのかと思うくらいの美しいきらめき…ものすごく感動的だ。
 
 
 
 
 
 
 
 
大雪山系の山々はアイヌ語で「カムイミンタラ」と呼ばれる。それは、「神々の遊ぶ庭」という意味だそうだ。
トムラウシは上でも触れたように、「花の多いところ、花の多く咲くところ」という意味。
トムラウシ山周辺には「日本庭園」「地上の楽園」と呼ばれる、それはそれは美しい高山植物帯、巨岩ロックガーデン、美しい池や沼、稀少種のエゾナキウサギなど、日本では最高ランクの美しい自然の宝庫だ。
 
 
 
 
 
 
 
 
だから、登山する人が多い。
 
 
 
 
 
 
 
 
その中で、大雪山系旭岳(2291m)、北鎮岳(2244m)、黒岳(1984m)、白雲岳(2229m)等のお鉢平(カルデラ)周辺の山々は、黒岳、旭岳にロープウエイもあって、比較的登山しやすい。
しかしながら、大雪山系の南端に位置するトムラウシ山は、旭岳、黒岳から20数kmあり、途中の避難小屋で泊まってからアタックするのが通例だ。 
 
 
 
 
 
 
 
 
南側の新得町の登山口から登山を開始しても、奥深い山で、険しい箇所も多々あり、夏期でも雪渓からの雪解け水でぬかるんで歩きづらく登りづらい箇所もあって、通常6~8時間を要する。
 
 
 
 
 
 
 
 
山の気温は、通常高度が1000m上がると、6℃下がると言われている。。2000mの標高では約12℃平地に比べて、低いわけだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
2009年7月16日の新得町(標高178mアメダス設置点)の気温は、
 
 
 
午前0時で16℃、午前3時19℃、午前6時21℃、午前9時22℃、午後0時23℃、午後3時22℃、午後6時20℃、午後9時18℃
 
 
 
単純に12℃引いた場合、4℃~10℃
 
 
 
 
 
 
 
 
札幌管区気象台や帯広測候所の発表によると、トムラウシ山では、7月16日は強烈な風と大雨で、気温10℃以下、平均風速は20~25m/sだったという。10℃以下と言っても、かなり低かった思われる。実際、トムラウシ山に近い、美瑛岳(2052m)でも同様に1人遭難死したが、こちらは16日夜に救助に向かった北海道警察(山岳救助隊)の発表では美瑛岳山頂付近は霧で気温はマイナス5℃だった。
 
 
 
 
 
 
 
 
トムラウシ山から7月17日に自力下山した登山者は、「大きな石が飛ばされるほどの強風」といい、「急な斜面では四つんばいになって踏ん張らないとならなかった」というほどの非常に強い強風だったことからして、最大瞬間風速は平均風速の1.5倍から2倍あったのではないかと思われる。これは、平均風速で時速70km~90km、最大瞬間風速で時速105km~180kmの速度で走る車から身を乗りだしているようなものである。とてもじゃないが、何か活動出来る状態ではない。
 
 
 
 
 
 
 
 
体感気温にすれば、マイナス10数℃になる。。(参考:体感気温の計算式:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』:http://ja.wikipedia.org/wiki/体感温度)もっとも、低温では体感気温の計算式はあまり信ぴょう性がないと言われているが… それでも氷点下に感じるに違いない。17日の早朝に自力下山した登山者も「とにかく寒くて死にそうだった…」と言っていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
亡くなった登山者は全て、低体温症による凍死だった。
 
 
 
 
 
 
 
 
今回の登山ツアーを企画した会社では、ツアーは一定レベル以上の登山経験がある人が対象で、装備も冬山登山と同様の防寒具やアイゼンの用意を呼びかけていたという。
 
 
 
 
 
 
 
 
しかし、7月17日に遭難者の救助にあたった自衛隊員は「夏に着るようなシャツを着ていて、防寒対策はなかった」と話していた。それなら、凍死もあるだろう。実際の装備はどうだったのか?点検はしていたのか?
 
 
 
 
 
 
 
 
平地では考えられない、想像を絶する悪天候を予測することは困難ではあるが、天候の悪い時にもっと悪くなる事を予測する行動の判断と、装備の徹底の問題が問題になる。
 
 
 
 
 
 
 
 
今回の史上最悪の夏山遭難事故で亡くなられた方々には、深く哀悼の意を表し、この方々の死が無駄にならないように、今後二度と悲惨な遭難事故を起こさないように、徹底検証されることを深く望みます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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